腰痛は体の不調につながる主要な原因のひとつであり、悩まされている人は
世界で6億1900万人にのぼると推定されている。
多くの場合、腰痛は周期的に現れる。回復したと思っても、
実に70%近くの人は1年以内に再発するという。
7月13日付けで医学誌「The Lancet」に発表された論文は、
ウオーキングという簡単で比較的コストのかからない方法で、
周期的な腰痛を抑えられることを報告した。
被験者のうち、定期的なウオーキングを始めた人は、
1年以内およびそれ以降に腰痛が再発する確率が低かった。
また、腰痛が再発した人でも、定期的にウオーキングをしていた人は、
再発までの平均間隔が長かった。